ネットワークトラブルの回避について

トラブル回避のため、特に横浜キャンパスの情報ネットワークでは、TCP/IP以外のプロトコル、NetBEUI(NetBIOS)、IPX/SPX、AppleTalkを使用しないで下さい。
 ネットワークプロトコルとは、コンピューターがネットワークを介してデータをやりとりする際の送受信のルールのようなものです。ネットワークプロトコルには階層があり、基本的なプロトコルを使用して応用プロトコルを実現するようになっています。
 基本的なプロトコルとして、TCP/IP、NetBEUI(NetBIOS)、IPX/SPX、AppleTalkなどがありますが、現在TCP/IPが主流として用いられています。インターネットの通信も全てTCP/IPを用いて行われています。

 特にWindowsのネットワーク共有では、TCP/IPとNetBEUI(NetBIOS)が混在していると非常に不可解な障害を引き起こして共有を使えなくなることがあります。
(WWWやpingは正常に行え、エクスプローラーの”ネットワークコンピューター”に共有が表示され、他のコンピューターからは共有の利用が出来ているにも関わらず特定のコンピューターからのみ共有接続できない、など)
 またネットワーク自体に対しても、TCP/IPを使った通信を阻害(通信不可、通信が遅いなど)したり、ネットワーク機器の設定を複雑にするなどの問題がでるためにNetBEUI(NetBIOS)、IPX/SPX、AppleTalkを使用しないよう、コンピューターから設定を削除して下さい。

基本的なプロトコルの説明

プロトコル説明
TCP/IPInternetの標準プロトコルであり,現在最も普及しているプロトコル.
NetBEUI,
NetBIOS
Windows3.1の前からWindowsのネットワークのために使われてきたプロトコル。
近くのネットワークとしか通信できないなど機能が限られており、
現在ではWindowsであってもTCP/IPを使うようになっているため不要なプロトコル。
NetBEUIはNetBIOSをTCP/IPの上で実現したもの。
IPX/SPXNovelという会社のNetWareというOSで使用するプロトコル。
NetWareはキャンパス内に導入されていないようです。
AppleTalkMacintoshのネットワークのために使われてきたプロトコル。
近くのネットワークとしか通信できないなど機能が限られており、
現在ではMacintoshでもTCP/IPを使うことが多い。

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