概要
ルーターとは独立したネットワークを構成するための装置です。この装置を研究室のネットワークに設置すると、基本的にルーターの外部からのアクセスが不可能になるため、 共有フォルダー等を利用している研究室ではセキュリティが向上します。また、ルーター内部のネットワークでは固定IPアドレスが利用できるようになるため、本来、固定アドレスを利用できないYCやTCでもネットワークプリンターが利用できるようになるといった利点があります。
なお、形状が似ていますが、スイッチングハブとルーターは別の機器です。スイッチングハブはネットワークケーブルを分岐させる機能しかなく、独立したネットワークを構成する機能はありません。
機種の選定
ルーターを導入する際は研究室で購入のうえ設置していただく必要があります。機器としては一般にブロードバンドルーターと呼ばれている機器になります。YCとTCでは無線ルーター(無線LANアクセスポイントとルーターの機能を持った機器)の設置が禁止されているので、無線ルーターは購入しないようにしてください。 SCで無線ルーターを購入する際には無線LANアクセスポイントの設置についても参考にしてください。
なお、ルーターによって通信速度が100Mbpsのものと1Gbpsのものがありますが、研究室ネットワークの中に設置する機器が多い場合(10台以上程度)の場合は1Gbpsをものを検討してください。
接続
ルーターにはWAN側ポート(インターネット側ポートなどと表記されている場合もあります)と呼ばれるポート(接続口)と、LAN側ポートと呼ばれるポートが備わっています。
そのうち、WAN側ポート(インターネット側ポートなどと表記されている場合もあります)には研究室の情報コンセントに接続したLANケーブルを接続し、LAN側ポートには研究室ネットワークに設置するPCやプリンターなどの機器を接続してください。
設定について
ルーターを利用するには接続するだけでなく設定が必要になります。ここではどのような設定をする必要があるかの概要を説明しますが、具体的な設定方法はメーカーや機種によって様々ですのでマニュアルを参照してください。
1)WAN側ポートの設定
WAN側ポートは学内ネットワークに接続できるよう設定します。キャンパスによって設定すべき内容が異なりますので、キャンパスに応じて設定を行ってください、
SC
設置する号館によって異なります。「情報コンセント(有線LAN)[研究室]」 のページをご覧ください
YC、TC
自動割り当てが有効になっているので、アドレスを自動取得するよう指定します。
2)LAN側ポートの設定
研究室ネットワークの運用に合わせて設定を行います。 単にPC等を設置するだけだけであれば購入時の設定のままでも動く場合が多いですが、ネットワークプリンター等を設置する場合は、自動割り当て設定の変更等を行う必要があります。
お問い合わせ
全学共通サービスです。
詳細については所属キャンパスの情報基盤センター までお問い合わせください。